sachi LOG

認定NPO法人D×P(ディーピー)で広報・マーケ・ファンドレイジングをやりつつ、オカン業もやっている入谷佐知の日々のログです。ブランド経営コンサルタントの師匠の元で修行したのち、現職。

夫の退勤時間が早くなったことの効用ってなに?

今月2013年1月より、夫の勤務時間帯が変わっています。
10:00~19:00→9:00~18:00へ。
「なんだ、1時間ずれただけやん」と思うなかれ、
この1時間の変更が私にとっては神レベルにありがたいことでした。


うちでは18:00に娘の保育園の迎えに行きます。
それから、洗濯物をとりこみ、夕食をつくり、夕食を食べ、お皿を洗い、お風呂場を洗い、お風呂にいれて、着替えさせて、絵本をよんで、寝かしつける・・というルーチンを21:00までの3時間にこなします。これを一人でやる際は、娘を片手に、包丁を持つとか割とふつうです。
当然、ワンアクションごとに1歳後半の娘の「いやや~!」「(自分で)やる!」が入るので、すべてのタスクは殆ど遅延します。根気と体力が必要です。※注:「いやや」も「自分でやる」も、素晴らしい成長過程で、それ自体が悪いわけではまったくないです。ぜひ自分でやっていただきたい。

 

18:00~21:00の3時間は、我々のゴールデンタイムであり、たぶん保育園児を持つ家庭は時間が多少ずれるにせよ、およそ似たようなものだろうと思っています。

 

このタスクを一人でやるというのは、非常に疲労します。
大人二人いると、気持ち良くポンポンと時間が流れ、娘の「いやや~!」も面白がれるのに大人一人だと、娘のワンアクションごとの「いやや~!」にガクっとする。このゴールデンタイムに、夫が帰ってこれるか、もしくは他の大人を手配し二人体制でやれるかどうかが分かれ道です。


ここでいくつか知っておいてほしいポイントを3つまとめました。

重要なポイント一つめ。
例えば普段23時帰宅のお父さんが、頑張って21時に帰宅しても、子どもは就寝しているので、なんの役にもたてない、ということ。逆に、18~21時のゴールデンタイムに加わってもらえれば、21時以降はお父さんは仕事したっていいと思います。夫は勤務時間変更後も、21時~23時を仕事時間として自宅作業しています。

重要なポイント二つめ。
「いや、自分の妻も、自分の母も、同僚のワーキングマザーも、みんなその時間帯一人でこなしてたけど?」というご意見もあるかと思います。
どうか、聞いてください。
それは、その女性陣のあまりの優秀さに支えられていたのだと思います。もしくは、彼女たちは見えないところで家事・育児をアウトソースしていたと思います。彼女たちは優秀です。こんなマルチタスクをこなせるのは、稀有な存在です。そして、そんな優秀さは女性全員が発揮できるかと言ったら、そうではないと思います。

重要なポイント三つめ。
疲労しているときは、一番大切で心をゆるしている人にあたってしまう、ということ。

1人の家事育児は、その人を疲労させます。そして、一番大切な人をめったうちにする可能性を持たせてしまう。だから、私はなるべく疲労しないようにしているし、全国に一人で育児と仕事を頑張っている父・母がいるなら、どうか、一人でやらないで・・と願います。

 

私は一個人としての主観しか伝えられないので、どうぞ小室淑恵さんのTEDx Tokyoでのプレゼンテーションを見てください。素晴らしいプレゼンでした。長時間労働が何をもたらしているのか。


TEDxTokyo - Yoshie Komuro - Life Balance - [日本語]

夫の勤務先の、株式会社ロフトワークは、私も元々大好きな企業です。今回、勤務時間を1時間ずらせないかという夫の要望に、快く応じて、すぐに実現してくれました。
時短で仕事をされている方もいらっしゃるそうです。web制作会社って夜中まで仕事をしているイメージでしたがイメージ先行はよくないですね。夫にはぜひ引き続き9時-18時でアウトプットを高めていただき、ロフトワークの将来の子育て世代のよき事例となっていただきたいー。

結論。web制作の案件はぜひロフトワークへ。
おしまい。


24,January,2013
Sachi IRITANI
株式会社アム 京都ブランチ担当/NPOブランドマネジメント/NPOファンドレイジング(助成金獲得)/子育て長屋プロジェクト(仮)思案中/里親志望/2011年出産/2012年に神奈川から京都へ/空手とヨガ
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