sachi LOG

認定NPO法人D×P(ディーピー)で広報・マーケ・ファンドレイジングをやりつつ、オカン業もやっている入谷佐知の日々のログです。ブランド経営コンサルタントの師匠の元で修行したのち、現職。

なんでマラソン走ってご支援をいただけるのか、よくわからない

去年2015年の冬。D×Pの今井が「さっちん、おれはサハラを走るよ。」と言い出した。「若者支援をするためにサハラ砂漠マラソンの完走を目指してクラウドファンディングする!」と。
 
私には、どうしてもよくわかりませんでした。以前から「◯◯を支援するために、◯◯マラソンに挑戦します!」というサイトを見ても、なぜマラソンに挑戦することで支援金を集めることができるのか、なぜそれに応援を表明してくださるのかわからなくて。
 
2016年1月に、テラ・ルネッサンスの鬼丸さんと小田さんにお会いした席で、鬼丸さんが「やりましょう、サハラ砂漠マラソン!すごくいいじゃないですか!」とおっしゃった。私は、ずっとまえから思っていたことを、鬼丸さんに言ってみた。
 
「なんでマラソンを走って、支援をいただけるんでしょうか?その道理が、よくわからないんです」と。 
鬼丸さんは、私の不躾な質問に、はっきりとこう言った。
「さっちん。寄付は理屈じゃないんですよ。どれだけ心が動くかなんですよ。」と。
 
そして、3月に東京でお会いしたあるファンドレイザーの方に、私の疑問を伝えたら、丁寧にこう返してくださった。
 
「寄付の使い方は、誠実でなきゃいけない。理屈があい、道理があい、実績と成果が伴わないといけない。だから、さちさんほど倫理観の高いファンドレイザーは、それだけで素晴らしいです。でも、寄付の集め方は、道理からはずれていたり、全然違う文脈のほうが、より多くの人の関心をひき共感を集められる。『ほんま意味わからんわw』くらいのほうがいいんですよ(笑)」
 
 
そうなのかなあ。
私は、真面目すぎたのかな。
 
京都への新幹線のなかで、もう一度、今井紀明の過去記事を読み返した。プレゼン資料も全部読んだ。「Number」やスポーツ紙を買って、読んだ(←このあたりが真面目すぎるところ)私は新幹線のなかでこんなメモを書いた。
 
「あの大きなバッシングにあって潰されたひとが、いま、高校生の可能性を信じ、自分の可能性を信じ、途方も無い挑戦するってこと。その姿に心動かされる人がいるのかもしれない。その挑戦に応援することで、心が晴れ、パワーを受け取ることができるのかもしれない。やってみよう」
 
 
…そんな、こんなで。
  
  
6月にD×Pの理事長・今井紀明のサハラ砂漠マラソンチャレンジプロジェクトが立ち上がり、なんと現在、317万5千円のご支援を頂いています。このチャレンジにマスメディアのみなさまからも興味を示していただいています。でも、募集終了まで残り27日。あと182万5千円を達成しないといけません。
 
サハラ砂漠」を「7日間」も「走る」なんて、ほんとにいまだに尋常じゃないし頭おかしいと思うけど、その理屈じゃない挑戦を、私も応援している一人です。
  
よかったら、ご支援いただけたら嬉しいです!
  

camp-fire.jp


  
※あ、ちなみにサハラ砂漠マラソンプロジェクトへの支援は、「寄付」ではなく「支援金」という扱いになります!ちょっとややこしくてすみません(・_・;)

 

追記:

おかげさまでプロジェクト達成いたしました!ありがとうございました!> <

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