sachi LOG

認定NPO法人D×P(ディーピー)で広報・マーケ・ファンドレイジングをやりつつ、オカン業もやっている入谷佐知の日々のログです。ブランド経営コンサルタントの師匠の元で修行したのち、現職。

運動会が、苦手だった。

運動会が、苦手だった。

私は子どものとき、運動会が苦手だった。幼心に「これはおとなたちのための娯楽だ」と思っていた。リズムも徒競走も、頑張っても頑張ってもうまくできないから嫌いだった。先生たちが躍起になって準備するのも、怖かった。5年生の私の日記に「運動会はただの見世物だ」と一言書いてあった。(中2病一歩手前だし、家庭的にもちょっとしんどい時期だったから捻くれてるのはほんと許してほしい)

 

むすめは言った。

「〇〇ちゃんのお母さんに、縄跳びかっこよかったよ、練習したんやねえって言ってもらえた。〇〇先生にも毎日がんばってたもんなあ!って言われた。〇〇のお父さんには3月生まれなのにすごいなって言われた!!」

先週末に行われた運動会のあと。彼女は興奮気味に色んな人に声かけてもらったことを意気揚々と話したあと、一呼吸おいて、

「がんばったねん、ほんま。」

と、満面の笑み。

頑張ったんだよねぇ、ほんとに。そして、それを見てくれてる大人が親以外にいっぱいいた。その事実に震えた。

大人たちが全員で必死になって応援したリレーも、緊張して臨んだ親子太鼓も、たしかに「娯楽」だったし、成長した彼らを見て喜ぶ私たちはたしかに子どもたちを「見世物」にしていたと言えると思う。

でも、大人たちがみんなで見守って、喜びあって、子どもたちもそれを誇らしげにしていた、そんなむすめの運動会が、大人になった私は好きだったよ。

 

20年前の自分に、そう伝えてみたい。

舌打ちされそうだけど。

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追記(10/4):

Facebookに投稿したところ好意的なコメントをいただけて嬉しかったです> < コメントにリプライしながら考えたのですが、やっぱり運動会って「おとなのエゴ」が出やすい部分はあって「それ、要る?」「こどもを見世物にしてない?」みたいな面が出やすい行事なんだろうなぁと思いました。

一方で、子どもの成長過程に寄り添ったちょうどよい目標を掲げられる保育士さんがいて(まじでこのへんプロだなと思う)、運動会練習中のプロセスを親とも共有することで、全体としていい見守り体制が大人の中にでき、子どもは安心して目標に向かって走れるんだろうなぁと思いました。保護者サイドのリテラシー高いのもすごくて、父母もかっこいいと思った>_<尊敬…

 

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保育園さいごの運動会。雨降らずでした#これだけいれば #てるてる坊主 #5歳児 #晴れ間 #がんばった