sachi LOG

認定NPO法人D×P(ディーピー)で広報・マーケ・ファンドレイジングをやりつつ、オカン業もやっている入谷佐知の日々のログです。ブランド経営コンサルタントの師匠の元で修行したのち、現職。

「あなたには価値がある。あなたには可能性がある。」というボールを投げ続けること

先週末は広報インターンのあらちゃんの送別会。なんやかんや業務が残っちゃって、昨日があらちゃんの出勤最終日でした!

この1年半で超頼もしくなったあらちゃんを見送るのが、嬉しい。

 

ちょうど2年前、ある人が「部下から裏切られ続けるのがマネジャーの仕事」だと話していた。いくら期待を裏切られ続けても、ただひたすらに耐えるのがマネジャーの仕事だと。その時は「なんて勝手な人だろう」と思った。勝手な期待を抱いているのはマネジャー側で、それを「裏切られる」と表現されるほうはたまったものじゃない。

 

でも実際にたくさんのインターン生に関わってみると、お願いしたタスクがどうしようもない感じで返ってきたときの「ん゛ん゛ん゛…おおお…orz」って感じが、絶え間なく来る。もちろん依頼側が下手であるケースもとてもとても多い。部下のアウトプットの低さは、マネジャーの力量の低さだ。しかし、どんなにこちらが工夫を重ねても「私個人では如何ともしがたいライン」もあると感じていて、それは本人自身が乗り越えるしかないんだろうなあ、と思った。

 

正直途方もなく感じられることもあった。裏切られたという表現はいまだに適切じゃないと思うけど、毎度打ちのめされる感覚だった。そして孤独だった。それでもひたすら可能性を信じ続けた。

 

ふと、師匠の顔が思い浮かんだ。

私は何度彼女を打ちのめしてきたんだろう。「あああ、よしみさん(師匠)ほんとにごめんなさい…ごめんなさい…すみません…」と唱えた。どんなに私がクオリティが低すぎる仕事をし続けても延々と私を信じ続け、諦めずにいてくれたよしみさんがいてくれたこと、そのおかげで今の私がいるという事実は、私を奮わせた。そして一方で、当時の私はひたすら闇の中をもがいているようだったことを思い出し、「きっと、つらかろうなあ」と思った。

 

すると不思議と、10か月ほど経ったころにあらちゃんのアウトプットに変化の兆しが見えた。打てば、打たれる。期待すると、期待以上が返ってくる。なんだろう。私何もしてないのに。楽しい。1年2か月経ったころはさらに変わる。もっと期待すると、さらに期待以上が返ってくる。そうして私が何もしていないうちに、彼は本当に頼りになるスタッフになっていた。(後半戦は頼りにしすぎた^^;;)

 

わたしがずっとあらちゃんに投げていたボールは、いつの間にかしっかりと受け取ってもらえ、投げ返してもらえるようになった。

 

送別会には歴代インターンの皆も来ていた。広報の業務をやってくれていたみちるちゃん、よねちゃん、しおりの顔を見ていたら、私はすでに皆から色んなものを投げ返してもらってるんだと気いた。

 

しおりに、あとになってボールを受け取ってもらえることもあるんだと知り、希望をもらった。私を諦めないでいてくれたみちるちゃんに救われ続けた。やりたいことをするためにD×Pを離れたよねちゃんを誇りに思った。そして、あらちゃんからは、人がここまで成長するんだという希望をもらった。

 

最終的に、私はもらってばっかりだった。

先の人の言葉を書き換えるなら、「部下を信じ続けることがマネジャーの仕事」なのかもしれない。

1回のやらかしで、見限ったりしない。1回じゃない、延々と間違えたって、諦めたりしない。だから常に言い続けたい。

 

あなたには価値がある。
あなたには可能性がある。
やりたいことを全力でやって、
やりたくないことからは全力で逃げて、
自分の人生を歩んでね。

 

あらちゃん、インターンおつかれさまでした!

 

 

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あらちゃん送別会ー。以前、自分用にわりとがんばって買ったいい名刺入れがデスクに眠ってたので差し上げました。頑張って買ったものだったからこれまで誰かにあげるのもなんとなく気が乗らなくて眠らせてたけど、あらちゃんならいいかなと。#あらちゃんチョコボールのおまけの名刺入れつかってたし #プロジェクト成功記念で買ったやつなので #縁起がいい #はず #送別会 #おつかれさま