SNSだけの情報発信をしてみての感想を。
:Antique ink bottle and quill (dip) pen / karitsu
この2年ブログを書くのをやめていたのは、自分は情報発信するには未熟すぎるやつだ!と思う出来事があったからなので、再開はけっこう躊躇しま した。でも自身の情報収集・情報発信のプラットフォームとして、ブログを使う必要があると感じたので、ブログを再開することに決めました。
1)(至極当然ながら)SNSの「短い枠」の中だけでは発信しきれないことがある。
twitterは140文字まで、facebookは140文字以上書けるけれど文章が長くては誰も読まない。SNSで発信できる文章量には限りがあります。この2年間、あーもっと書きたいなと思うことが幾度かありました。
2)「人に伝わる形をなさない状態」への慣れ。
短い枠の中の発信に慣れると、断片的なキーワードが頭に残るだけで、それが線(ストーリー)でつながらなくなります。
実際、仕事で企画書を書こうとすると、SNS上で発信しており自分は理解していると思っていた各種キーワードが暴走してしまい、人に伝わる形を成さない文章を書いてしまいます。その企画書を書いて、一夜明けて正気状態で改めて読みなおす際、自分が何を言っているのか全然わからなかったときの絶望感ったらありません(涙)
3)人の意見がまるで自分の意見であるかのような錯覚を起こす。
facebookで「イイネ」をつけたり、twitterで「RT」をする。それだけで、(人の意見を)自分の意見であるかのような錯覚を起こすことがままあります。人生経験の浅い私は、どうしても勘違い野郎になりがちです。
また、それだけならまだいいのですが、人の意見を歪曲して理解したり、その分野について「分かった気になる」自分がいるのも感じていました。「分かった気になる」というのは、身体的体験や実感を伴わないまま物事に関して通り過ごすことになるので、自身の人生の学びをとことん手放していることにもなります。
4)じゃあSNSの良さってなんなの?悪いことだらけなわけ?
SNSの良さは、情報収集できることだと思っています。とにかく仕事や生活のヒントになる貴重な情報がSNS上にちりばめられており、この2年間大変お世話になりました。SNSがなかったら実現しなかった企画・案件が盛りだくさんです。
よって、上記1~3はSNSが悪いということではなくて、単に使い手(私)の未熟さにより発生している諸問題です。これらツールをさらに使いこなすべく、ブログの再開によって修業していきたいです。
7,July,2012
Sachi IRITANI
株式会社アム 京都ブランチ担当&事業開発担当のひと/NPOブランドマネジメント/子育て長屋プロジェクト(仮)思案中/里親志望/2011年出産/2012年に神奈川から京都へ/空手とヨガ